Mountain

Intension

高い場所、大きな塊

Extension

里山、火山、鉱山、人山、砂山

(やま)とは、周囲よりも高く盛り上がった地形や場所のことをいう。地形学では丘陵や「台地」よりも周囲との相対的高度差(比高)や起伏が大きいものを指す。平地と比べ、傾斜した地形から成る[注 1]

  • 山は「場所」が隆起して「物体」として対象化されたものである。

Example

武甲山
Mount Buko

Site:取り去られた武甲山
Generator:秩父石灰工業
Date:1940.11.15-

「物質(土砂)」としての武甲山を取り去って、純粋な「場所」としての武甲山を残すことはできるだろうか。山の「形」を維持しながら質量を取り去っていくように武甲山の露天掘り採掘は進んでいる。それは、物質、形、位置といった場所を構成している要素を解体していく作業でもある。

パリクティン火山プロジェクト
Parícutin Volcano Project

Site:パリクティン火山
Generator:ピーター・ハッチンソン
Date:1970.1.12-18

火口の淵に450ポンドのパン粉を撒き、カビを発生させた。ハッチンソンによればこの実践は、マクロな世界に対してミクロな微生物を並置し、無菌環境に生命を発生させ、生物と非生物という古い区分の曖昧さを示すものだった。

脱皮の記念碑(サナギ)

Site:鋸山の岩壁|千葉県
Generator:工藤哲巳
Date:1969

山の絶壁に彫られた約15mのレリーフ。私有地のため近辺に立ち入ることができない。

荒野におけるアンデパンダン展’64

Site:七島八島高原ツンドラ地帯、霧ヶ峰|過去、現在、未来|観念、無|郵便その他
Generator:松澤宥
Date:1968.12.3未明-12.9未明

諏訪の山中で行われた「見えない展覧会」。「あなたの出品物はあなたの手元に置いて、それから発する無形のもの(虚の作品)を会場まで届けてください」という呼びかけを受けて、複数の評論家、作家らが出品、その旨を郵便で松澤に伝えた。ある者は「一二月九日0時のオリオン星座アルファ星」を、ある者は「最新型電気機関車」を、ある者は「肉体の三つの部分を乳白色の霧に預けて」、ある者は「一九七〇年のネパール旅行を先取りして」出品したという。展覧会の空間は、観念や虚空、過去・現在・未来、郵便経路といった時空間にまで広がっていたと推測される。

雷 1-10 

Site:鷲峯山と大峯山の山頂|京都府東南部
Generator:プレイ(THE PLAY)
Date:1977-86

山頂に丸太材で三角錐の塔を組み、導雷針を取り付けて落雷を待つ。行為者は毎夏山中で生活しながら落雷を待ち、夏が終わると丸太材を解体することを繰り返したが、10年のあいだ落雷は観測されなかった。

電灯 Lantern
Lantern

Site: 山中、山間ほか|カリストヴォ駅近郊、モスクワ州
Generator: 集団行為
Date: 1977.11.15

夕暮れ時、ザゴールスク近郊の山で複数の電灯を木々の間に吊るす。暗闇の中で揺れ動く灯りと闇が視界を占める。

登山
Mountaineering

Site: 山
Generator: 登山家
Date: 1786. 8. 8 -

1786年のモンブラン登頂から近代登山ははじまった。啓蒙主義は畏怖の対象としての自然を征服すべき対象へと変化させた。一方で18世紀のロマン主義は反文明としての自然崇拝を生み出した。近代登山はそうした自然観の変化とともに発生した。山岳は「自然」を代表する場所であり、時には科学的に解明されるべきものとして、また時には人知を超えたものとして現れる。